池上彰さんの授業でやってた美肌菌って?肌と細菌の関係とは
2016/07/18
昨日放送の「テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える 今年の細菌・ウイルス大疑問」で、皮膚の常在細菌についての「肌の善し悪しは細菌で決まる?!」というコーナーがありました。
そこで、【美肌菌(びはだきん)】というのが紹介されていましたよ!
もう、必死で食らいつくように見てしまいました(笑)
それでは、そのコーナーでやってたことについてまとめたいと思います。
現代人は肌を洗いすぎている?
まず街頭インタビューで、待ちゆく人々に「1日に何回体を洗いますか?」という質問をしていました。
50人に質問をしたんですが、そのなかで1日に2回以上頭や体を洗う人は22人いらっしゃいました。
やっぱり「汚れを取る」ということで、何度か洗ったり、ゴシゴシ肌をこするんだということです。
しかし、それは大きな間違いなんだそう。
30年以上、体臭に悩む方の治療をしてきた医師が言うには、
「常在菌がいることによって、より強いニオイを抑えている。バリアになっている。そういう大切な常在菌を洗いすぎると皮膚のバリアがなくなる。だからニオイを強くする菌が繁殖しやすくなる」
・・・ということでした。
黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌とは
体臭が気になる方の皮膚には、【黄色ブドウ球菌(おうしょくぶどうきゅうきん)】という、細菌が繁殖しているんだそうです。
黄色ブドウ球菌といえば、食中毒などでよく耳にする細菌です。この細菌が、体臭の原因なんだとか。
そしてそういった細菌から肌を守ってくれるのが、【表皮ブドウ球菌(ひょうひぶどうきゅうきん)】という細菌なんです。
この表皮ブドウ球菌は「有機酸」という物質を作るんですが、この有機酸を黄色ブドウ球菌が嫌がるんだそう。
この表皮ブドウ球菌、なんと入浴や洗顔で8割も洗い流されてしまうそうなんです!
まさかそんなに大事な菌を洗い流していたなんて・・・ちょっとショックですよね。しかも、元の数に戻るまで約8時間もかかっちゃうんだそうです。
ってことは、その間、肌のバリアも弱っているってことですよね。。
美肌菌を増やす実験
この表皮ブドウ球菌、なんと『美肌菌』と呼ばれているそうなんです。
この美肌菌をスキンケアで足してあげるとどうなるのか?という実験を、肌に悩みを持つ女性たちに参加してもらって実施していました。
参加されたのは2人の女性。
ここではAさんとBさんとしておきますが、実験前のAさんの肌の水分量は10,6、油分量は94,6。
Bさんの肌の水分量は14,8、油分量は58でした。
平均では、肌の水分量は20とされていますので、お2人とも肌の水分量が足りないってことですね。
実験内容と実験前後の数値
行った実験は、1か月間。3日に1度、美肌菌を肌に足すという実験です。
化粧や洗顔はいつも通り行いました。
ちなみにこの美肌菌は、自分の皮膚から採って、それを培養して増やしたものでないと効果がないそうです。
いくらでも実験してくれていいから、この実験、参加させてほしい!(笑)
そしてそして、1か月後。
Aさんの肌の水分量は64,9、油分量は45。
Bさんの肌の水分量は67,7、油分量は43となっていました。
どちらも肌がめっちゃキレイな肌になってました!!
平均的な肌の水分量が20だから・・・お2人とも平均の3倍以上の水分量になってます!
美肌菌、すごすぎる・・・
美肌菌はアトピー性皮膚炎に効果があるらしい
アトピー性皮膚炎では、黄色ブドウ球菌の異常な増殖が見つかることが非常に多いそうです。
つまり・・・美肌菌である表皮ブドウ球菌を育てることで、アトピー性皮膚炎も改善されるということなんだそうです!
ぜひとも私の皮膚にも、せめてまぶただけでもいいから、この美肌菌を増やしたいです!!
この実験では、皮膚の細菌を採って、それを培養して、3日に1度肌に足すということでやってましたが、なかなかそんなスキンケアをしてくれるところって無いですよね。
しかも自分の皮膚にいる表皮ブドウ球菌じゃないと効果もないそうですし・・・。
肌の常在細菌を守り育てるサポートをしてくれるスキンケア
私、以前に「皮膚にいる良い常在細菌(善玉菌)を応援してくれるスキンケア」のお試しをしたことがあるんです。
その名も【整菌スキンケア】というもの。
もともと皮膚表面に住んでいる良い細菌を増やして、肌を良くしていこうという考え方のスキンケアなんですよ。
気になる方は、私が実際にお試しした時の感想記事を読んでみてくださいね。