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肌の善玉菌を育てよう!アトピーと皮膚常在細菌の関係

      2016/07/20

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この前、「整菌スキンケア」というトライアルセットを試しました。

それは皮膚にいる常在細菌を応援するという考えのスキンケアだったんですが、そこから皮膚の常在細菌というのが気になりまして。

それで今回、皮膚に住んでいる細菌のことについて調べてみました。

アトピーと乾燥肌の関係

近代化が進むにつれ、環境や衣食住が変化し、それによってアトピー性皮膚炎の患者さんの急増が指摘されているそうです。

そのアトピー性皮膚炎の患者さんたちの代表的な症状は、ドライスキン。

つまり、肌が乾燥している、ということなんです。
 

皮膚の表面には角質層があって、その下に表皮、さらにその下に真皮があります。

角質層の表面には皮脂膜と呼ばれる層があるんですが、そこに【皮膚常在細菌(ひふじょうざいさいきん)】といわれる細菌の集まりがあります。

これらが、花粉やホコリなどの外部からの物質の侵入、水分の蒸発を防いでくれているんです。

 

ところが、この角質層の水分や皮脂の量が減ってしまって乾燥肌になると、保湿能力も肌のバリア機能も低下してしまいます。

こうなると、アレルギーを引き起こす物質が入ってくるのをブロックしきれず、肌内部に入ってきてしまう、という訳です。

皮膚にも善玉菌や悪玉菌が住んでいる

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腸内細菌というのはよく聞きますよね。

ヨーグルトなんかにもよく入っている、ビフィズス菌なんかのことです。

これらの腸内細菌が集まったものを「腸内フローラ」と呼びます。
 

皮膚にも同じように、【皮膚フローラ】という細菌の集まりがあります。

この皮膚フローラは、外部からの刺激を防御して、肌を守ってくれているんです。

紫外線による肌の老化を防ぐという働きもあるんですよ。
 

皮膚に有用な善玉菌って?

肌の健康な方の顔には、エピデルミディス菌だと1平方センチメートル当たり5000、アクネス菌だと50万いるとされています。

これらの菌が減ってくると、皮膚に炎症が起こってくると言われています。
 

エピルミディス菌は、皮膚細胞の成長を促す物質や、炎症を抑える酵素を生産しています。
 

皮膚によくない悪玉菌って?

皮膚の炎症が起こった所には、悪玉菌の黄色ブドウ球菌(アウレウス菌)が増殖しています。

このアウレウス菌というのはアトピー部位の常在菌の代表で、皮膚の細胞に炎症を起こす刺激性物質を生産し続けています。
 

アトピー症状がなく正常な時には、このアウレウス菌はいなくなり、エピデルミディス菌とアクネス菌が増えているんですが、

アトピー症状が出た時には、このアウレウス菌が増殖していて、エピデルミディス菌とアクネス菌が減っているということです。
 

つまり、この悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことで、アトピー性皮膚炎の症状を和らげることができるのではないか、と考えられているんです。

複合的に治していく

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アトピー症状がすでに出てしまっている場合は、ステロイドの外用薬を使ったり、免疫抑制剤によってアレルギーをとめるという医学的治療を行うこと。

そして、それと並行して、皮膚を乾燥させないようにスキンケアを行うこと。

そして、皮膚フローラや腸内フローラを活性化させること、などを並行して行うことが大切です。

 
:まとめ:
健康な肌にはアウレウス菌はいなくて、エピデルミディス菌とアクネス菌が多くいる
皮膚の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことが大事
乾燥を防ぐことも並行して行う

 

私が以前試してみたヒューマンフローラの整菌スキンケアは、全てに頭皮・皮膚常在細菌の活性因子が配合されています。

お試しセットも販売されているので、気になった方は一度詳しく見てみるといいかもしれません。

【整菌スキンケア】お試しセットはこちら

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