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乾燥性敏感肌の私(30代・女)が、美肌情報を集めたり、色んなスキンケア・コスメなどを試してみるブログ。

乾燥肌・敏感肌に深く関係している成分○○とは?

      2016/04/13

乾燥性敏感肌とは、乾燥肌でもあり敏感肌でもあるということをいいます。

この乾燥肌・敏感肌のどちらも、実は”肌のバリア機能の乱れ”が原因だったって、ご存知でしたか?

肌のバリア機能とは

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私たちの肌には本来、バリア機能が備わっています。
バリア機能というのは、肌がもともと持っている”外部の刺激からお肌を守ってくれる機能”のことをいいます。

私たちが暮らしている世界では、空気中にホコリや雑菌・花粉など色んな物質が舞っていますが、それらは肌にとって刺激となるんですね。それだけでなく気温の変化や、空気の乾燥なんかも肌にとっては刺激となるんです。

 
そういった刺激から肌をバリアして(守って)くれているのが、”肌のバリア機能”です。

しかし、その機能が乱れてしまうと、しっかりとお肌を刺激から守ってあげることが出来なくなってしまいます。そのうえ、肌の内部にある水分まで、蒸発して失われていってしまうんです。
 

この、肌にとって大切な”バリア機能”を維持するためにすごく大事な成分が【セラミド】という成分です。

「セラミド配合」とうたわれている化粧品を、CMや雑誌なんかで見かけたことはありませんか?実は、乾燥肌にも敏感肌にも大切な成分だったんです。
 

セラミドとバリア機能の解説

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上の図は、肌のバリア機能が正常な時の肌の様子です。
皮脂膜(ひしまく)というのが肌の表面にある油分で、あぶらとり紙なんかで取るあぶらが皮脂膜にあたります。

実はこの油分、肌をバリアする為に必要なものだったんですね。この皮脂膜で、まず第一のバリアが張られています。

 
そしてその下の、肌の中にある細胞と細胞の間にあるのが細胞間脂質(さいぼうかんししつ)で、第二のバリアとなっています。
この細胞間脂質の、実に40%~60%がセラミドで出来ています。そしてそのセラミドが失われてしまうと、肌の水分量は8割近く低下してしまうと言われているんです。

 

次に、肌のバリア機能が乱れた状態の肌の様子を見てみましょう。

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↑これが、乾燥して敏感になってしまっている肌の状態です。

細胞がキレイに並ばず、肌の内部の水分が蒸発して出て行ってしまっていますね。
そしてバリア機能の乱れたところから、ホコリや雑菌・科学物質などが肌の内側まで侵入してきています。

 
こうなると刺激に反応し、肌が赤くなったり痒みが出たりしてしまうんです。肌の内部の水分も蒸発してしまっていますから、乾燥もどんどん進んでしまう状態です。

かゆくて引っ掻いてしまうとさらに皮膚の表面が傷つき、そこからまた水分が失われるといった悪循環になってしまいます。

炎症がずっと続くと、シミの原因にもなってしまいます。

セラミドが減ってしまう原因とは

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セラミドは、肌のターンオーバー(新しい肌が生まれること)と一緒に作られます。ということは、ターンオーバーが上手く行えないと、セラミドも不足してしまうんです。

深夜に起きている・寝不足が続く・不規則な生活・ストレスが多いなど、色んな要素によってターンオーバーが上手くいかなくなり、その結果としてセラミドが不足してしまいます。
それだけでなく、年齢を重ねることでもセラミドは減っていきます。
 

ですので、セラミドを【補う】ことが大切になってくるんですね。

 
例えば、規則正しい生活に変える、ストレスを減らす、しっかりと睡眠をとるなどといったことでもターンオーバーを改善することができます。
特に、成長ホルモンが活発になる午後10時から午前2時の間にしっかり眠ることが大切です。夜更かししないで、早寝早起きに切り替えるだけでも効果がありますよ。
 
 

ターンオーバーを正常にするには

ターンオーバーを正常化するために、止めた方がいいこと

夜更かし、徹夜など不規則な生活
ストレスをため込む
血行が悪い(運動不足・冷えなど)
偏った食習慣(加工食品ばかりなど)
メイクを落とさずに寝る
 

ターンオーバーを正常化するために、した方がいいこと

早寝早起きの規則正しい生活
ストレスは適度に発散するよう心掛ける
適度に体を動かす
体を冷やさない
バランスのとれた食事を心がける
メイクはしっかり落としてから寝る
酒やたばこは控える
 

セラミドを簡単に補う方法とは?

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生活習慣や食習慣を見直すなど、ターンオーバーを正常化することでセラミドを補う方法もありますが、簡単な方法として”セラミドの配合されたスキンケア用品を使う”という補い方もあります。

”生活習慣の見直し”か”セラミド配合の化粧品を使う”か、どちらかだけやるのではなく、どちらも同時に行えると理想的ですね。

ただ、セラミドさえ配合されていればいいという訳ではありません。
すでに肌が敏感になっている状態なので、「敏感肌用」の刺激の少ないものを選ぶといいですよ。

セラミドの種類と働き

セラミドには、セラミド1・セラミド2・セラミド3など、たくさんの種類のセラミドがあるんです。

セラミド1・・・外部刺激へのバリア機能が強い、肌の水分を保持する
セラミド2・・・肌の水分の保持力が強い
セラミド3・・・シワが深くなるのを和らげる、肌の水分を保持する
セラミド4・・・肌のバリア機能を作る・保つ
セラミド5・・・肌のバリア機能を作る・保つ
セラミド6・・・ターンオーバーを促進する、肌の水分を保持する

このように、セラミドの種類によってその働きも少し違ってくるんです。

乾燥が激しい場合は、一番保湿力が強いセラミド2が配合されたものがオススメです。
 

化粧品に入っているセラミドの種類

化粧品に配合されているセラミドにも、いくつか種類があります。
 

例えば”合成セラミド(疑似セラミド)”は、セラミドに似た物質を合成したもので、本物のセラミドではありません。

”バイオセラミド(ヒト型セラミド)”は、本物のセラミドに似せて酵母から作ったものです。

”天然セラミド”は動物由来のセラミドのことで、セラミド1から7まですべてを含んでいて、人の肌に馴染みやすいのが特徴です。

 

天然のセラミドを使った化粧品はどうしても値段が高くなってしまいがちなのがネックですね。まずは天然セラミドやヒト型セラミド、合成セラミドなど色々と試してみて、自分の肌に合ったものを続けるようにするといいですよ。

お試しであれば初回はお安くお得に買えるものが多いですからね。

このブログでもそういったお試しセットをたくさん試していますので、私のように乾燥性敏感肌の方は良かったら参考にしてみてくださいね。⇒色んなスキンケアをお試しした感想はこちら
 

どんな化粧品を選んだらいいの?

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何を選ぶにせよ、やはり「自分の肌に合っている」ことが一番大切なポイントです。

肌質というのはみんな違いますから、自分と似ている肌質の方の口コミやレビューを参考に選ぶのもいいですね。

化粧品屋さんでも店頭でテスターを色々置いてある場合もありますし、サンプルをくれる場合もありますから、あちこち出向いてみるのもいいですね。

 

新しい商品を試す時には、パッチテストを行うのが理想的です。

二の腕や顎の下(顔を見た時あまり目立たないところ)に塗ってみて、1日経っても赤くなったり痒くなったりしないかを確かめてから使いましょう。
特に生理前などは肌が過敏になっていますから、生理が終わってから新しい商品を試すようにすると安心です。

まとめ

セラミド不足は、乾燥肌・敏感肌どちらの原因にもなる
セラミドを補おう
そのためにはターンオーバーを正常化するのが大事
規則正しい生活を心がけよう
簡単に補う場合は、セラミド配合の化粧品を使おう
セラミドには種類があるので、自分に合ったものを見つけよう
 

★合わせて読みたい化粧品に配合されているセラミドの種類と選び方まとめ

 - お肌のお勉強