美肌菌を大事に育てて増やそう!今すぐできる4つのこと
2016/07/18
以前、池上彰さんの番組で美肌菌のことをやっていました(その時の番組の内容をまとめた記事はこちら)。
そこで、私たちの肌には色んな細菌が住みついていて、善玉菌も悪玉菌も色々いるんだということを学びました。
そこで気になったのが、どうやったら美肌菌が育つんだろう?ということです。
この記事では、「肌に住んでいる細菌のうち、肌にいい菌(美肌菌)を育てるにはどうしたらいいの?今すぐできることは何?」ということをまとめて、今すぐできること4つを紹介していきたいと思います。
皮膚常在細菌のことを簡単におさらいしよう
私は乾燥性敏感肌で、酷い時はアトピー症状も出てしまいます。
アトピー症状が出ている肌には、黄色ブドウ球菌という、お肌に住む悪玉菌の数がすごく増えているらしいんです。
これをいい状態にするためには、腸と同じで、善玉菌を増やすのが有効なんですね。
お肌に住み着いている皮膚常在細菌の中で、特に美肌によくて【美肌菌】とまで呼ばれている善玉菌が、表皮ブドウ球菌なんです。
つまりは、表皮ブドウ球菌を増やすことで、アトピー性皮膚炎の改善や、美肌作りが可能になる訳なんです。
腸の善玉菌を増やすためには、よく「ヨーグルトを食べよう」なんて言われてますよね。
ヨーグルト、つまり善玉菌を食べて腸にまで届けようということです。
ではお肌の場合は、どうやったら美肌菌を増やすことが出来るんでしょうか?
善玉菌を減らし過ぎないことが第一
お肌の善玉菌を増やす前に、まず一番大事なことがあります。
それは【肌にもともと住んでいる菌を、洗い流し過ぎない】ということです。
街頭インタビューでやっていましたが、1日2回以上の洗顔をする女性が多かったです。
基本的に、朝に洗顔をしてからメイクをして、夜にメイクを落として洗顔・・・というパターンになりますもんね。
私たちの肌の表面に住んでいる菌たちは、洗顔をするごとに、洗い流されてしまいます。
洗顔後、肌に残った菌がまた増えていく訳なんですが、私が見ていたテレビ番組でお医者さんが言っていたのは、「もともといた数に戻るまで8時間ほどかかる」とのことでした。
ってことは・・・朝7時に洗顔をすると、昼の3時までかかるってことですね。
そして帰宅して、クレンジングをするとまたそこから8時間・・・。
菌の数が少ない時間の方が長くなっちゃってます。
善玉菌を減らさないために出来る工夫
ですので、
・ できるだけ肌に負担が少ないメイクをする
・ できるだけ肌に負担のかからないクレンジングを使う
・ 拭き取りタイプの化粧落としはできるだけ使わないようにする
・ たまにはメイクをしない日を作ってみる
・ リキッドファンデーションをパウダーファンデーションにする
・ 洗顔料だけで落ちるミネラルメイクをしてみる
・・・などなど、できるところから肌への負担を減らすよう心掛けてみましょう。
例えばクレンジングはオイルじゃなくてクリームタイプを選ぶ、もしくはW洗顔不要のものを選ぶと、肌への負担も軽くなります。
また、クレンジングではなく洗顔料だけで落ちるミネラルファンデーションなどのミネラル系のコスメを使うのもいいですね。
今は、アイブロウにアイシャドウ、アイライナーにチークなどにもミネラルのものが色々でてますからね。
朝の洗顔を水だけぬするという方法もあるそうなのですが、私の場合、朝の洗顔をしなかったら鼻に角栓ができてしまったのでオススメしていません。
日中の乾燥が気になるのであれば、朝用に作られた洗い流さなくてもいい洗顔もあるので、気になる方は私が実際に使ってみた記事を見てみてください(私が試した美容液でできた朝用洗顔の感想はこちら)
善玉菌にゴハンをあげて育てよう
そもそも、善玉菌はどんな環境だと元気に育つのか?
・・・といいますと、「乾燥していなくて皮脂や汗が表皮にある環境」なんですね。
皮脂は多すぎると毛穴を詰まらせてニキビの原因になってしまいますが、でも肌をバリアする為にはまず皮脂も必要ですし、何より美肌菌のエサになるんです。
皮脂を過剰に洗い流したり、拭き取ったりし過ぎないことも大事です。
ニキビケア用の洗顔料は皮脂を洗い流すように作られてますので、洗浄力が強くて皮脂も過剰に洗い流されてしまいます。
できれば普通の洗顔料にするか、しっとり仕上がるタイプの洗顔料を使うようにしてみましょう。
そして汗についてですが、汗さえかけばいいというものではありません。
皮膚常在菌を育てるために【いい汗】と【悪い汗】があるんです。
美肌菌にいい汗、悪い汗
私自身がそうなんですが、一日中冷房や暖房が効いた部屋の中にいて汗をかくこともない。そして運動もそうそうしないので、やはり汗をかかない生活をしている。
・・・そんな方も、現代社会では多いんじゃないでしょうか。
実は、こういう「汗をかかない生活」を続けていると、汗を出す【汗腺(かんせん)】という器官の働きが弱くなっていってしまうんです。
夏には暑くて汗をかき、毎日運動しては汗をかき・・・という場合は、汗腺もしっかりと機能していて、サラサラとした汗をかきます。
このさらさらした汗は99%が水分でできていて、残りの1%がミネラル分だったり尿素だったりするんです。
ほとんど水分だからサラサラしている、という訳です。
しかし汗腺の機能が弱まっている人がかく汗は、ネバネバとしているんです。
これは、汗にミネラル分や尿素などがたくさん含まれているからです。
汗腺は、ミネラル分(カルシウムやナトリウムなど)が汗として出て行ってしまったら勿体ないということで、汗に出たミネラル分などをもう一度体へ吸収してくれているんですね。
でも汗腺がちゃんと働かなくなると、汗に出たミネラル分はそのまま、体へ吸収されないまま出て行ってしまうんです。
それで、汗がネバネバして感じられるようになるんです。
ミネラル豊富な汗はアルカリ性なんですが、美肌菌は弱酸性を好みます。
そして肌の悪玉菌が、アルカリ性を好むんです。
ネバネバ汗しか出なくなっていると、肌の善玉菌の嫌がるアルカリ性の肌になってしまうんです。
なので、運動不足はよくありません。
汗をかくような運動を、できるだけ毎日・・・いえ、まずは週に1回からでも構いません。
ちょっとでいいので、体を動かすように意識してみましょう。
お風呂でしっかり温まって汗を流すとか、駅のエスカレーターではなく階段を上がるとか、テレビを見ながら足踏みをするとか、出来そうなところから、徐々に始めて習慣づけていくといいですよ。
化粧品をしっかり選ぼう
化粧品には、防腐剤などが入っているものも多いです。
防腐剤などは、肌に住んでいる菌たちを殺してしまうので気を付けましょう。
できるだけ、防腐剤不使用のものを選ぶようにしましょう。
防腐剤だけではなく、石油系界面活性剤だとか、○○無添加・○○不使用・○○フリーなどと書かれているものを選ぶといいですよ。
また、こういった商品は「肌に優しい」とか「敏感肌でも使える」などといった紹介をされている場合が多いので、敏感肌用の商品を探してみるのもいいですね。
美肌菌を育てるために今すぐできる4つの方法を紹介
その1、 美肌菌を洗い流しすぎないよう、メイクをしない日を作る
その2、 皮脂をしっかり洗い流してしまう「ニキビケア」タイプや「さっぱり」タイプの洗顔料をやめて、しっとりタイプの洗顔料にする
その3、 サラサラ汗をかくために汗腺を鍛える(適度に運動をする)
その4、 防腐剤などが無添加のスキンケアやコスメを選ぶ
今すぐできることから、少しずつ始めていきましょう^^
また、皮膚に住んでいる常在細菌たちを洗い流しすぎず、さらに育てるのを手助けしてくれる【整菌スキンケア】というスキンケアがあります。
初回1,000円(税抜)で試せるので、気になる方は詳細をチェックしてみてくださいね。