今こそ新じゃがを食べて美肌を目指そう!新ジャガイモの栄養と効果まとめ
2016/07/18
桜も咲き始めて、すっかり春らしくなってきましたね。
この時期によくスーパーで目にするようになるのが、新じゃがいもです。
新じゃがは実は、美容にもすごくいい野菜なんですよ。そして、普通のジャガイモよりも更に、多くの栄養を取ることが出来るんです。
今回は、新ジャガイモの美肌に効果のある栄養や、より効率よく栄養を摂取できる理由についてまとめてみました。
新ジャガイモと普通のジャガイモの違い
1年中出回っている普通のジャガイモと、新ジャガ。どう違うかというと、収穫時期が少し異なります。
【普通のジャガイモ】
・冬から春先に植えつけ、秋に収穫
【新じゃが】
・冬に植えつけ、春先~初夏に収穫
ただ、日本は南北に細長いため、新じゃがが出回る時期も2月~8月ごろまでと幅広いです。
・2月~6月頃・・・九州地方の鹿児島や長崎産の新じゃがが出回る
・5月~8月頃・・・関東地方の千葉や茨城産の新じゃがが出回る
・7月~8月頃・・・北海道産の新じゃがが出回る
私は関西在住なのですが、よくスーパーで新じゃがを見かけるのが、3月~4月ごろですね。ということは、見かけているのは九州産の新じゃがということになります。
それにしても、新じゃがといえば春だけだと思っていました。夏ごろまで新じゃがが出回っていたんですね。
摂れる栄養素は同じなの?
普通のジャガイモと新ジャガイモと、摂取できる栄養は同じなのでしょうか?
新じゃがにはビタミンCが、普通のジャガイモよりも多く含まれています。ですが、含まれている栄養素自体は同じなんです。
【ジャガイモに含まれている栄養素】
・ ビタミンC
・ ビタミンB1
・ ビタミンB6
・ カリウム
・ マグネシウム
・ 食物繊維
新じゃがにも普通のジャガイモにも、これらの栄養素が含まれています。
では、特に「新じゃが」が美容にいいのはなぜなのでしょうか。
実は、皮ごと美味しく食べることができるかできないか、それが新じゃがと普通のジャガイモの大きな違いなんです。
「含まれている栄養」ではなく「摂取できる栄養」ということで考えると、皮ごと食べられる新じゃがの方が、より多くの栄養素を摂取することができます。
普通のじゃがいもは皮をむいて食べますよね。でも、新じゃがは皮が薄くて柔らかく、皮ごと食べるとすごく美味しいです。
このジャガイモの皮には、ジャガイモ全体に含まれている栄養素のうちの20%が含まれていると言われているんです。
皮以外の実の部分にはあまり含まれていない鉄・カルシウムなども、皮には多く含まれています。
普通のジャガイモを皮ごと食べようと思っても、なかなか難しい話ですよね。
なので、皮まで美味しく食べられる新じゃがこそ、美容のために食べたい食材なんです。
ジャガイモのビタミンCの特徴とは
ジャガイモに含まれている栄養素の中で、特にオススメしたい栄養素が、ビタミンCです。ジャガイモ100gあたり約35mgほどのビタミンCが含まれています。
これがどのくらい多いのかというと、同じ重さで比べた場合、リンゴの約8倍も多いんです。
果物よりもビタミンCが多いなんて、意外ですよね。
新じゃがは特に、普通のジャガイモよりもビタミンCが多く含まれていますよ。
【ビタミンCの効果】
・ メラニン色素を抑える(シミやソバカスの改善・予防)
・ 抗酸化作用
・ コラーゲン生成に不可欠
・ 免疫力アップ
・ 血管や神経のダメージを抑える
新じゃがの特徴を生かした調理法
ジャガイモに含まれているビタミンCには、加熱しても壊れにくいという特徴があります。ビタミンCがでんぷんに守られているので、加熱調理によって失われにくいんです。
ただ、水にさらすのには強くありません。
なので、
・ 皮付きのまま調理して、皮ごと食べる
・ 皮ごと揚げる・焼く・蒸かす
・ 煮た場合はスープもしっかり飲む
・ 細かく切って水で洗わない
・ 切ってから水洗いする場合は、短時間で済ませる
・・・こういったポイントを押さえて調理するようにしましょう。
もちろん一番大切なポイントは、皮ごと食べることです。
家庭菜園だと毒が多い?!
ジャガイモの芽には毒があるという話はよく聞きますが、新じゃがの場合、全体的に緑色になることが多いです。
この緑色の部分にも、芽と同じくソラニンやチャコニンといった天然の毒素が含まれています。
家庭菜園でジャガイモを作った場合、上手く大きくなれずに小さいサイズのものがたくさんできることがあります。
こういった未熟なジャガイモは、ソラニンやチャコニンといった毒素を全体的に多く含んでいる場合があるので注意しましょう。
また、ジャガイモを育てる時にうまく土寄せが出来ていない場合、じゃがいもが育つ過程でうっすらと太陽光が当たり、毒素が多くなることがあります。
太陽光が当たらないように、しっかりと土寄せをするよう気を付けましょう。
新鮮な新じゃがの選び方
新鮮な新じゃがは皮がすごく薄く、ちょっと指でこするだけで皮がむけてしまいます。新鮮でなくなってくると、皮が厚く丈夫になり、芽が出たり全体的に緑色になってきます。
できるだけ皮が薄いものを選ぶようにしましょう。
また、新じゃがは水分が多く腐りやすいです。新聞紙にくるんで暗い場所に保管し、できるだけ早めに食べてしまうようにしましょう。
もし全体的に緑色になってしまった場合は、厚めに皮をむいてから食べるようにしましょう。