新玉ねぎの季節がやってきた!美容効果バツグンの理由とは?
2016/07/18
ここ最近、スーパーでよく「新玉ねぎ」を見かけるようになりました。
新玉ねぎや新ジャガイモを見かけるようになると、もう春が来るんだな~って感じがしますね。
さて、そんな旬の野菜”新玉ねぎ”なんですが、実は美容効果が抜群なんです。
今回は、そんな新玉ねぎならではの栄養素や美肌との関係、食べ方、選び方などについて迫りたいと思います。
新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いって?
そもそも、新玉ねぎと、普通に1年じゅう出回っている茶色い玉ねぎでは、どこがどう違うのでしょうか。
通常の玉ねぎの特徴
通常、年がら年中出回っている茶色い玉ねぎは、秋に種まきをして初夏に収穫したものです。
収穫してから表皮を乾燥させて出荷しています。
新玉ねぎの特徴
通常の玉ねぎと同じように秋に種まきをしますが、初夏まで収穫を待たずに、春に早く収穫したものが新玉ねぎです。
収穫後にすぐに出荷されています。
水分が多く含まれているため、みずみずしく辛みが少ないのが特徴。
ただ、水分が多いため、腐りやすいです。
新玉ねぎと玉ねぎの栄養って違うの?
新玉ねぎと通常の玉ねぎの、含まれている栄養素の違いですが、実は同じです。
新玉ねぎにも通常の玉ねぎにも、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カリウム、鉄、硫化アリルなどが含まれています。
では、なぜ新玉ねぎが美容効果抜群なのでしょうか?
実は、含まれている栄養素は同じでも、栄養素がどれくらい摂取できるのかが、新玉ねぎと通常の玉ねぎの違いなんです。
通常の茶色い玉ねぎって、辛みが強いですよね。あれを生のまま食べる方は、少ないと思います。
基本的に、火を通して食べるのが普通です。
対して新玉ねぎは、水分が多く辛みが少ないので、生のまま食べることが多いです。
これが、大きな違いなんです。
というのも、新玉ねぎにも玉ねぎにも含まれている栄養素の「ビタミンB1」と「硫化アリル」は、熱にすごく弱いんですね。
つまりは、生で食べられる新玉ねぎの場合、熱に弱いビタミンB1と硫化アリルが効率よく摂取できるという訳なんです。
ビタミンB1、硫化アリルとは
硫化アリルというのは、ニンニクやタマネギに含まれている成分で、玉ねぎを切ると目が痛くなるのもこの硫化アリルの仕業です。
この硫化アリルは、血栓ができるのを予防したり、血中コレステロールが増えるのを抑えたり、免疫機能を向上させるといった働きを持っています。
そして、ビタミンB1の吸収を促進する効果も持っているんですよ。
ビタミンB1には、疲労回復や新陳代謝をよくするといった働きがあります。
また、肌荒れの大敵であるストレスも、抑えることができるんです。
ビタミンB1と硫化アリルが両方とも含まれている玉ねぎですが、この2つの栄養素を一緒に摂取すると、体内で結びついてアリチアミンという物質になり、血液中で長時間維持されます。
つまりはビタミンB1の効果が長く持つということです。
新陳代謝がよくなれば肌の生まれ変わりも活発になりますし、疲労回復やストレスを抑える効果もあるので、肌をキレイにするためには欠かせない栄養素のビタミンB1。
そしてビタミンB1の吸収を促進し、免疫機能を向上させてくれる硫化アリル。
新玉ねぎは、熱に弱い硫化アリルとビタミンB1を一緒に効率よく摂取できるので、美肌効果がバツグンということなんです。
気を付けて!調理法で気を付けたいポイント
先ほども言いましたが、硫化アリルもビタミンB1も、熱にはすごく弱いです。
ですから、加熱せずに生のまま食べる、ということが大切です。
そしてビタミンB1は水溶性の栄養素なので、水に溶けだしやすいです。
できるだけ水にさらす時間を短くして食べるようにしましょう。
オニオンスライスを鰹節と醤油で食べる和風オニオンサラダは、硫化アリルもビタミンB1も効率よく摂れるので、簡単なのに美肌に効くレシピです。
できるだけ水にさらさないようにするといいのですが、水にさらすとしても短時間だけにしておくと、ビタミンB1の流出を最低限に抑えることができますよ。
もし辛みが苦手という場合は、マヨネーズを足してみてください。
私も辛いものは苦手なんですが、マヨネーズが入ると味がまろやかになるので、多少辛くても食べやすくなります。
醤油とマヨネーズの組み合わせもいいですし、ポン酢とマヨネーズという組み合わせも、美味しくてオススメです。
できるだけ薄くスライスするのも、辛みを感じにくくする効果がありますよ。
新鮮でオイシイ新玉ねぎを選ぶコツ
新タマネギをスーパーで見かけた時、新鮮な新玉ねぎを見分けるポイントは以下の通りです。
・ 切り口が細い
・ 表面に艶がある
・ 触ると柔らかくなく、硬くてしっかりしている
・ ずっしりと重い
・ 表面が緑色をしていない
・・・こういったものを選ぶようにしてみてください。
切り口が大きいものは、切り口が小さいものに比べると、葉の方に栄養が多くいってしまっています。
また、触ってみて柔らかいもの・表面が緑色のものは、鮮度がよくありません。
新鮮なものは水分が多いので、ずっしりと重みがありますよ。
これらのポイントに気を付けて、新鮮な新玉ねぎをゲットしてみてくださいね。