池上彰さんの番組でやってた腸内フローラの話とヨーグルトの選び方
2016/07/18
昨日の晩にやっていた「テレビ未来遺産」で、池上彰さんが細菌やウイルスについての疑問に答えていました。
その中で、腸内フローラについて、また腸内細菌に良いヨーグルトの選び方についてなど色々いい情報がありました。
肌の弱い私にとって、腸内環境を良い状態に保つことは、肌の状態にもかかわってくるのですごく気にしているんです。
今回は、腸内細菌について番組でやっていたことを記事にまとめたいと思います。
腸内フローラってなに?
まずは【腸内フローラ】についてです。
腸内フローラは、腸内の細菌が集まったもののことを言います。
腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)とも呼ばれますが、最近ではよく腸内フローラと呼ばれるようになりましたね。
私たちのお腹の中には、こういった腸内フローラがたくさんあります。
私たちの皮膚表面に住んでいる菌は1兆個もあるそうなんですが、なんと腸内細菌はその100倍の、100兆個もあるそうなんです!
大人の男性で、だいたい1,5kgもの腸内細菌を持っているんだそうですよ(男性の体重が66kgとして計算した場合)。
細菌だけで1,5kgって・・・細菌なんて目にも見えない小さいものなのに、こんなにあるなんてスゴイですよね。
病院で患者にヤクルトを飲ませている
とある病院で、手術前と手術後の患者さんに、乳酸菌飲料であるヤクルトを毎日飲ませていると紹介されていました。
なんでも、「術後の感染性合併症の原因となるような、生体にとって悪い働きをする菌が増えるのを抑制し、乳酸菌・ビフィズス菌といった、生体に良い働きをする菌が減るのを抑える」ために飲ませているんだそう。
手術などで大きなストレスが加わると、腸内フローラのバランスが崩れるため、手術の2週間前から術後回復するまで、乳酸菌とビフィズス菌を摂取してもらっているんだそうです。
そうしてから、手術後に合併症を発症する確率が52,2%から12,2%まで下がったんだそうですよ。
やっぱり、腸内細菌ってすごいですね!
腸内細菌はどこにいる?
人間の便は、そのうち約80%が水分、約7%が吸収されなかった食べ物の成分、そして約7%が腸内細菌なんだそうです。
(残り約6%はその他って書かれてました)
腸内細菌はどこにいるのかというと、腸壁の表面に薄い膜のように広がっていたり、腸内の空間をプカプカ漂っているんだそうです。
乳酸菌・ビフィズス菌・大腸菌など、1000種類ともいわれる細菌たちが、私たちの腸内に住んでるんですね。
それにしても、空間にプカプカ漂ってるというのは全然知らなかったです。
そして、腸内で生きられる菌の数というのは決まっており、菌の種類は人によってそれぞれ違うんだそうです。
アレルギーの発症と腸内細菌の関係
最近の研究では、アレルギーの発症と腸内細菌の関係が密接であることが分かってきたんだそうです。
私は目と鼻にアレルギーを持ってるんですが、特に目は掻きすぎてまぶたが腫れたり痛くなったりするんですよね。
鼻も、かみすぎて皮膚がむけちゃったりするし・・・。腸内細菌、ぜひともいい状態に保ちたいです!
食物繊維を含む食品を色々食べてみると、腸内フローラにもすごくいいそうですよ。
多くの食品から摂取するのがコツなんだそうです。特に紅天使という種類のサツマイモがお勧めなんだそうですよ。
どのヨーグルトを食べればいいの?
腸内フローラが整うヨーグルトって、どんなの?どうやって選べばいいの?というコーナーもやっていました。
腸内フローラっていうのは人によって違うので、やはり人によって選ぶべきヨーグルトは違ってくるそうなんです。
なので、1週間同じ種類のヨーグルトを食べ続けてみて、お通じが良くなるとか便が臭くなくなるなどのいい変化が感じられるヨーグルトがあれば、それが自分の腸内フローラに合っているヨーグルトであるということになるんだそうです。
ちなみに、ヨーグルトは毎日300g食べるといいって別番組でお医者さんが言っていました。
そのお医者さんは体質改善のため、なんと毎日500gのヨーグルトを食べていたそうです!ちょっとビックリですよね。
それでも体質改善には年単位でかかったというんですから、腸内環境を整えるということは、一朝一夕ではいかないものなんだなぁと改めて思いました。