乾燥性敏感肌の30代女性による美肌情報局★

乾燥性敏感肌の私(30代・女)が、美肌情報を集めたり、色んなスキンケア・コスメなどを試してみるブログ。

ビニール肌ってなに?症状・原因・対処法をまとめてみた

   

730b6a9aef363a37d5149878f964a9f1_s

毛穴のない肌、ツルンとした肌、艶のある肌……そんなキレイな肌には憧れますよね!

そんな美肌に憧れ、一生懸命に肌のお手入れをする女性は多いものです。もちろん私も、お肌のことは色々と勉強していますし、スキンケアも気にしています。
 

ただ、一生懸命スキンケアをしてツルツルで綺麗な肌にはなったけど、すごく敏感肌になってしまった…そんなことはないですか?

実はそれ、『ビニール肌』になってしまったのかもしれません。

ビニール肌ってどんな肌のこと?

biniru

ビニール肌というのは、まるでビニールのようにツルツルで、キメまでなくなってしまっている状態の肌のことです。

見た目はツルンとしていて艶もあり、一見きれいな肌に見えます。

しかし、とても敏感で肌も荒れやすく、すぐにピリピリ痛んだり赤くなってしまったりするんです。
 

見た目がキレイでも、これではとても『健康な肌』とはいえませんよね。

本当の健康で美しい肌というのは、キメがちゃんとあるのが通常です。キメというのは、手の甲を間近でよく見てみて下さい。

よく見てみると、細かい線のような溝が皮膚表面に入っていませんか?

それが肌のキメです。
 

ビニール肌になってしまうと、このキメがどこにも見当たらなくなってしまいます。

こんな症状が出てしまいます

4f57ee350bb307deee342dfdca0e7afe_s

ビニール肌は、肌表面にある角質が剥がれてしまい、薄くなってしまっている状態にあります。

ですので、

肌がすごく敏感になる
ちょっとの刺激でピリピリする
赤みが出たり刺激を感じやすい
洗顔後に肌がつっぱる
肌がツルツルでテカテカしている

……こういった症状が出てきてしまいます。
 

これを放置したまま、間違ったスキンケアを続けてしまうと、肌がケロイド状になってしまうこともあります。

(ケロイド状…火傷やけがなどが治ったあと、赤くもりあがった状態のこと)

こんな原因が考えられます

ビニール肌になった原因として考えられるのは、間違ったスキンケアや、過剰なスキンケアです。

汚れをしっかり落とそうとして、肌を強くこすって洗顔する
ウォータープルーフや濃いメイクを長時間落とさない
オイルクレンジングなど負担の大きなクレンジング剤を使っている
炭酸パックやピーリングジェルなどを使ってピーリングしている

 

特にビニール肌になりやすいのは「過剰なピーリング」ですね。

汚れを取ろう、キレイにしようと思って過剰にピーリングしてしまうと、角質がどんどん剥がれていってしまいます。
 

古い角質層を落とせば新しい若い角質層が出てきますが、ピーリングしすぎると角質がどんどん剥がされ、未熟な細胞でできた未熟な角質が肌の表面に出てきてしまいます。

そうなると肌荒れを起こしやすく、ニキビもできやすく、刺激に弱くて肌荒れしやすくなってしまうんです。

31694b7c9d0cb9e8706ee5bb50096433_s

なぜピーリングがいけないの?

ピーリングというと、肌を綺麗にするためのものだという認識がありますよね。ですが、角質層を無理に剥がしてしまうことでもあるんです。
 

角質は、古くなれば洗顔などで自然と落ちていきます。

肌のターンオーバーの周期は20歳ごろで約28日とされていますが、歳を重ねると更にターンオーバーにかかる日数は増えていきます。

それだけ、若い角質細胞が正常に育ち、しっかりとした厚みを持つまでにかかる時間が長くなっているということです。

 

角質が自然に落ちるのを待たずに、数日に1回などの頻度でピーリングしていると、未熟で薄い角質が肌表面に出てきてしまいます。

これは肌の角質層が、正常時よりもかなり薄くなってしまっている状態です。
 

ピーリングを過剰にすればするほど、肌表面の角質層は、未熟で薄いものになっていってしまいます。

これがビニール肌の状態です。

ターンオーバー周期が短いとどうなる?

無理に角質をはがしてしまうと、ターンオーバーの周期がどんどん短くなってしまいます。

そうなると、

肌の内部に水分を保持できず、乾燥肌になる
乾燥肌がすすむと、敏感肌になる
少しの皮脂で毛穴が詰まり、ニキビができやすくなる
毛穴が目立つ
肌のバリア機能が低下する

……このような状態の肌になってしまいます。

ビニール肌を改善するには角質を育てるべし

hihu-sou

こういったビニール肌を改善するには、未熟で薄い角質層を、本来の厚みのある正常な角質層に戻すことが大切です。

これはよく【角質培養(かくしつばいよう)】とも呼ばれていますよね。
 

角質培養と聞くと何か難しそうに感じるかもしれませんが、培養といっても、「皮膚を洗わないで角質層を培養する」などという意味ではありません。

簡単に言えば『過剰にしていたスキンケアをゆるめるなど肌への負担をできるだけ無くし、角質層を健康な状態に戻す』ということになります。

 

ビニール肌を治すには、新しい正常な角質が1度出てくるだけでは足りません。ターンオーバー数回分は必要なので、数か月はかかるかもしれません。

でも、例えばビニール肌の間はピーリングは控えるというだけでも、角質培養の1ステップになりますよ。

少しずつ手順を踏んで、出来るところから挑戦していき、角質培養を成功させましょう。

 

ちなみに、肌をよくしたい!といって今すぐ肌断食に挑戦したりするのは、止めておきましょうね。角質が未熟な状態では、肌が荒れてしまいますから。

角質培養のやり方を段階的に紹介

82789085a2663381ae3b7d9e6d2f7ef5_s

まず、ピーリングや炭酸パックはやめましょう

もちろん、毛穴の汚れを取る鼻パックなどもやめておきましょうね。
 

次は、できるだけクレンジングを使わないようにします。

いきなりは無理という場合は、オイルクレンジングから乳液状のミルククレンジングに変えるだけでも、肌への負担を減らすことができますよ。

ビニール肌でやめておきたいのは、『オイルクレンジング』と『拭き取りのメイク落としシート』ですね。

オイルはクレンジングの中でも肌への負担が大きいですし、シートで拭き取ると肌への刺激が強すぎます。

 

次のステップは、クレンジングの必要がないメイクをするです。

しっかりメイク派の方には辛いかもしれませんが、肌を治す間だけでもなんとか頑張りたいですね。
 

現在ではミネラルファンデーションという、つけたまま眠れるようなファンデーションも数多く出ています。そして、ファンデだけでなくミネラルのアイシャドウや口紅、チークなども出ています。

石鹸だけで落とせるミネラルメイクなら、フルメイクをしてもクレンジングを使う必要がありません。

これだけでも、肌への負担はかなり軽くなりますよ。
 

休日はできるだけメイクをしない、肌を強くこすらないなども、大切なポイントになります。

出来るだけ無理に角質をはがさないよう、肌に負担をかけないように心がけましょう。そうすれば、自然と元気な角質が育ってきますよ。

1、ピーリングはやめる
2、クレンジングによる負担を軽くする
3、脱クレンジングを目指す
★肌への刺激を減らした生活を心がける
★肌を回復させるため、しっかり栄養と睡眠をとる

クレンジング不要のメイク方法

hikaku-sm

先ほど、クレンジング不要のミネラルメイクを紹介しました。

現在は、ミネラルファンデーションでもしっかりとカバー力のあるものが多いんです。

私ももうミネラルファンデを使うようになって半年以上経ちますが、やはりメイクを石鹸で落とすのとクレンジングで落とすのでは、肌への負担が全然違うなと感じています。
 

最低限、ファンデーションだけでもミネラルに変えられるといいですね。

口紅はミネラルのものがなければ、リップクリームでしのぎましょう(もちろん石けんで落ちないようなものはNGです)。
 

もしミネラルファンデーションを使ったことがない場合は、ブラシが格安でついてくるお試しセットなどで色々試してみるのがオススメです。

有名な各社のお試しセットを比較した記事も書いていますので、良かったら参考にしてみて下さい。

(参考記事 エトヴォス/レイチェルワイン/オンリーミネラル/ベアミネラル4社のミネラルファンデーションを比較してみました)

洗顔は純石鹸より洗顔石鹸がオススメ

石鹸で落とせるミネラルメイクですが、じゃあどんな石鹸で落とせばいいか気になりますよね。

よく肌にいいのは純石鹸だと言われていますが、肌の調子が悪い間は、純石鹸では洗浄力が強すぎると思います。

肌が弱っている時には純石鹸ではなく、洗顔石鹸がオススメです。
 

洗顔フォームには肌に刺激となる合成界面活性剤が使われることも多いので、固形の「洗顔石鹸」と書かれているものを選ぶといいですよ。

その中でも、コールドプロセス製法で作られたものを選ぶと、さらにお肌に優しいです。

無添加のスキンケアを適量使う

ro-m

スキンケアも、あまりに手をかけすぎたりせず、適量を使いましょう。

防腐剤やパラベン、合成界面活性剤、アルコールや香料などの成分ができるだけ入っていない、無添加のものがオススメです。
 

また、敏感肌や赤ちゃんでも使えるなどと書かれているもの・アレルギーテストやスティンギングテスト済みのものもいいですね。

テスト済みだからと言って、全ての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないという訳ではないですが、テストを受けていないものよりずっと安心感があります。

 

私がアトピー症状が出てしまった時など、肌がかなり弱っている時に使っているスキンケアは『みんなの肌潤糖アトケアタイプ』という保湿剤と、『みんなの肌潤ろーしょん』という化粧水です。

肌潤糖アトケアタイプというのはアトピー肌の娘のために母親が開発した商品で、お風呂に入っている時など洗顔後に、お湯で溶かして使う保湿剤です。

ほとんど洗い流さなくていいので、これだけでもけっこう保湿することができます。
 

肌潤ろーしょんは、肌潤糖の化粧水タイプですね。これを重ね塗りするだけでも十分保湿できます。

この2つは肌が赤くかぶれた状態でも刺激なく使えていたので、私としてはかなりオススメです。
 
「肌潤糖アトケアタイプ」お試しサイズ&お得なキャンペーンはこちら

「肌潤ろーしょん」お得なキャンペーンはこちら

 - スキンケア, お肌のお勉強, 肌潤シリーズ(アトピー向け)